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算数と数学との違い(2)

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こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。

今回も、「算数と数学との違い」についてお話します。

中学生は、「商」を出すための、割り算よりももっと効果的・効率的な手段を知っています。

分数です。

分数ならば、約分というやり方を使い、商を出すプロセスを楽に済ませることができます。

大人はズルいです。

楽な方法を考えます。

勉学の場面でも同じです。

ズルいから、分数という楽な方法を使うのです。

中学数学では、この意味でのズルさ、大人らしさを求められます。

 

本当は、小学生にも、割り算の代わりに分数を使ってもらいたいです。

ですが、小学生にとって、分数が扱いにくいのは良くわかります。

そこで登場するのが、「くふうした計算」です。

例えば、

    49×6÷7÷2

を計算するのに、初めに

    49×6 = 294

を出し、その上で7で割り、更に2で割るのではなく、

    (49÷7)×(6÷2) = 7×3 = 21

と計算します。

こうすれば、スムーズに答えが出せます。

ここでの「くふう」とは、1)数を「割られる数」と「割る数」とにグループ分けし、2)その中からうまく割り切れるような[割られる数-割る数]の組み合わせを考え、3)そこを先に計算してしまう、というものです。

これはズバリ、約分の手順です。

つまりこの「くふう」とは、割り算に約分の考え方を取り入れることだということができます。

この「くふう」ならば、小学生にとっても、やり易いのではないでしょうか。
 

実際、小学生の算数の授業でも、「くふうした計算」を勧めています。

小学生も、大人になってもらいたいです。

(次回に続く)


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2021年06月06日 12:50

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