ビッグデータは高校生でもわかる(6)
西日暮里・千駄木・田端・日暮里駅周辺で塾をお探しの保護者様・生徒様へ
こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。
今回は、世の中で行われている相関関係の活用の具体例を、引き続き紹介したいと思います。
2016年のアメリカ大統領選でトランプが当選した背景には、トランプ陣営がSNS情報を活用し有権者を誘導したことがあると言われています。
具体的には、共和党支持者を投票所に向かわせ、民主党支持者を投票所から遠ざけるよう、一種の情報操作とも言うべき活動を行ったようです(福田直子『デジタル・ポピュリズム』(2018)、NHK取材班『AI vs.民主主義』(2020)参照)。
中国では、ウェブ上での個人の社会信用スコアをもとに、ローンの条件、公共交通の利用、医療サービスの享受などの面で、待遇に差をつけることを、国が主導で進めているそうです。
スコアが低いと、ローン金利が高くなったり、鉄道に乗れなかったり、ということになります。
しかもスコアについて、アリババのような民間セクターに頼ることが計画されているようです(山本龍彦『おそろしいビッグデータ』(2017)参照)。
以上のように、相関関係は、生活の様々な場面で活用されています。
しかも、中国のように、その効果が個人の生活に重要な影響を及ぼす場合すらあります。
では、もしも「〇〇な人は××である」という判断やそれに基づく行動に不備があるとしたら、どうなるでしょうか。
(次回に続く)
≪エクセルシア西日暮里校≫
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