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自分が自分に指示を出す(2)

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こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。
今回も、「自分が自分に指示を出す」ことの大切さについてお話したいと思います。

ルール主体の勉強で「ルールを選び、使う」ことを確実にするためには、
「自分が自分に指示を出す」ことの習慣づけが重要です。
以下、見て行きましょう。

「ルールを選び、使う」という作業は、
まず「ルールを選ぶ」作業をし、その上で「ルールを使う」作業をすることになります。
ここで、これらのツー・ステップの作業を、別々の人が担当する場合を想定しましょう。
つまり、「『ルールを選ぶ人』と『ルールを使う人』とが共同で問題を解く」と考えるのです。
この共同作業がうまく行くためには、
「ルールを選ぶ人」から「ルールを使う人」に対し、
「『〇〇のルール』を使ってこの問題を解きなさい」
というバトン・パス=指示を出すことが必須となります


次に「ルールを選ぶ人」・「ルールを使う人」が同じ人、つまり「自分」である場合を考えましょう。
この場合であっても、「ルールを選ぶ自分」が「ルールを使う自分」に対し、
「『〇〇のルール』を使ってこの問題を解きなさい」という指示を出す必要があることには、
何ら変わりがありません。
つまり「自分が自分に対し、『ルールを使って問題を解くよう指示を出す』」のです。
しかもこの指示は、自分が自分に対してするからこそ、
敢えて意識的に出すことが必要なのです。
この「自分が自分に指示を出す」ことを習慣づける
(例えば標語のように繰り返し言う、問題を解く際に口に出す)ことを通じて、
「ルールを選び、使う」という作業が定着するのです。
 
ルールが主体の勉強では、
自分自身が「ルールを選ぶ人」・「ルールを使う人」の二役を演じ、
「ルールを選ぶ自分がルールを使う自分に指示を出す」ことを意識して行うことをテコとして、
ルールを身につけ、使いこなせるようになると考えます。
どうぞ上手に二役を務めて下さい。

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2023年05月11日 10:31

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