宝を探す問題(3)
こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。今回も、都立高校入試の英語の共通問題などの
「読む」問題についてお話したいと思います。
このタイプの「読む」問題では、
正しい答えが出せる限り、
出題文を把握・理解する範囲やレベルが低くても構いません。
「出題文の全文を読み切らない」ことも、当然許されます
(そもそも設問自体、そうしたやり方で解けるようにつくられていると言うべきです。)。
実際、このタイプの問題の設問は、
出題文を隅から隅まで読むよりも、
出題文を斜め読み・拾い読みをした方が、解き易いです。
出題者も、むしろ斜め読み・拾い読みを期待していると考えられます
(それは、問題文の分量が、「まともに読んで行ったら、
制限時間内に読み切ることが難しいボリューム」である場合が多いことから、
推察されます。)。
このタイプの問題に対するアプローチの仕方は、
読解力を試す「読む」問題の場合のような、1)初めに出題文を全て読み、
2)個々の設問文に当たって行く、という手順では、当然ありません。
アプローチの仕方は、
1)初めに設問文を読み、
2)次に出題文の中からその設問文に対応した箇所を見つけ出し、
3)その上で設問に対する正しい選択肢を選ぶ、
というものです。
出題文の読み方は、必然的に斜め読み・拾い読みになります。
こうした問題の解き方は、「宝探し」と言い表せます。
設問に対する答え=「宝」が出題文の中に隠されており、その中から、
いち早く宝の在り処(ありか)を突き止めることが、
問われているのです。
(次回に続く)
≪エクセルシア西日暮里校≫
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2023年11月13日 14:14