「四当五落」の今日的意味(3)
千駄木・西日暮里・田端・日暮里駅周辺で塾をお探しの保護者様・生徒様へこんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。
今回も、「四当五落」についてお話ししたいと思います。
「○当○落」の「〇」・「×」とはズバリ、
選挙において投入される選挙資金の額です。
例えば1930年代、ある新聞は、
「選挙資金が五万円ならば当選、三万円では落選」という状況を
「五当三落」と表現したそうです
(だからこそ、「当」・「落」という文字が使われている訳です。)。
そこでの「選挙資金」には、
当時ならではの「買収資金」も含まれていたことでしょう。
そうした身も蓋もない場面で使われてきた言葉を、
「語呂が良いから」という理由で安直に受験の場面に転用し、
「他校との合格者競争の手駒」の如く生徒をあおったのならば、
絶対に批判を免れません。
「四当五落」は今日では、
「限りある時間をいかに有効に使うか」、
つまり「生活の中でいかにしっかり勉強するか」
という、自分を戒める言葉として理解すべきです。
そこでライバルを想定する場合、
それはもちろん自分自身です。
受験において競うのは、あくまで「これまでの自分」であると考えます。
その文脈においてのみ、そして
「受験勉強はマラソンである」という理解に立った上でのみ、
「四当五落」の趣旨は今も有効です。
どうぞ「これまでの自分」を追い越し、マラソンを完走して下さい。
≪エクセルシア西日暮里校≫
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2023年12月18日 10:58