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令和6年度都立高校入試・数学問題レビュー(3)

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こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。
今回も、前回に引き続き、令和6年度の都立高校の入試の数学の試験について、レビューしたいと思います。
 
大問4の問2の①は、
「長方形の中の三角形の相似の証明」であり、
補助線を引く必要がないため、
解答は比較的楽でしょう。
三角形ADRを含む「ちょうちょ」と「おむすび」
(それぞれ何を意味するのかは、教室でお話します。)
の存在に気付くと、一気に簡単になります。
問2の②について、もちろんこれ自体は難しい問題ですが、
「平行四辺形の対角線上のいくつかの点に関し、
線分の長さの比を求める」という、
極めてオーソドックスな出題です。
このため、この問題を解く必要がある受験生にとっては、
(もちろん多少手間がかかるものの)
手順通り進めることができたのでは、と思います。
 
大問5の①は、点Pの位置が不特定であることが大きなヒントです
(普通、角度を求める問題の場合、点Pの位置や各線分の長さが重要となるからです。)。
「不特定である」は「どこにあっても答えは同じとなる」と読み替え可能です。
そこで(条件では否定されているものの)「PがCに一致する」と考えると、
分かり易い
でしょう。
更に①・②を通じ、この三角柱を
四角形ADEBを底面とする「テントの形」に向きを変えれば、
「立体の見え方」が変わり、
一気に扱い易くなるはず
です。
その辺りに気づければ、
正直、易しい問題であったと思います。
(次回に続く)

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2024年03月07日 10:44

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