「門前の小僧」の強味（３）
千駄木・西日暮里・田端・日暮里駅周辺で塾をお探しの保護者様・生徒様へこんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。
今回も、昔の日常生活に存在していた
「門前の小僧習わぬ経を読む」の仕組みについて
お話したいと思います。
現在、新聞やテレビの地上波が、情報メディアとしての
メインの座から退きつつあります。
「オールド・メディア」という言葉が、
今年の「新語・流行語大賞」のトップ10に入りましたね。
大人は、代わって、ＰＣやスマホという個人向けメディアを通じて、
必要な情報を積極的に入手する傾向にあります。
子供は、そういう訳には行きません。
もちろん、新聞やテレビに接する機会も減りがちです。
かと言って、現在の子どもが積極的に観る
Youtubeやtiktokが、「経」を学ばせてくれるとも思えません。
現在の子供は、昔の子供のように
「門前の小僧」となることが難しくなっています。
教室で生徒に接していると、
雑多な情報・知識が
（時には、学校の先生が
口にしても良さそうな情報・知識も含めて）
足りていないと感じることがあります。
例えば、今日が何の日であるか、
知っている小・中学生は多くないでしょう
（毎年この時期になると、生徒に尋ねていて、そう実感しています。）。
情報処理においては、
手持ちの情報・知識のストックが多い方が、
新たな情報・知識のインプットを容易にします。
今のご時勢とは言え、
「門前の小僧」のシステムの不在が、
子供の学習にとって、思いがけない弱味となっています。
或いは、スマートテレビのような存在が、
将来的に「門前の小僧」のシステムを担ってくれるのかも知れませんが、
しばらくは、子供にとって受難の時期が続くのでしょう。
≪エクセルシア西日暮里校≫
【最寄り駅】
西日暮里駅徒歩６分 / 千駄木駅徒歩８分
【対象エリア】
西日暮里、千駄木、本駒込、田端、谷中
【対象公立中学校】
文林中、文京八中、文京九中、諏訪台中、田端中、上野中
2025年12月22日 10:57
