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大人が子供に真剣に向き合った作品(2)

こんにちは。エクセルシア西日暮里校の加藤です。

前回、夏休みの読書感想文の題材として、
知念実希人さんの「放課後ミステリクラブ」シリーズをお薦めし、
その理由として、
このシリーズが「丁寧な読み方」の練習の教材になることを挙げました。
 
「丁寧な読み方」について考えてみると、
「漫然と字面(じづら)を追うこと」の対極にありましょう。
具体的には、
・各文の細部まで注意を払い、
・指示語・接続語をチェックしつつ、
・個々の段落の意味、段落同士のつながりを意識しながら、
・小説の場合は、登場人物の心情の変化を追い、
・文脈を正確に読み解くこと
と言うことができます。
こうした読み方は、
もちろん推理小説に限った読書方法ではなく、
一般の文章に対して、当然求められます。
ただ、推理小説はその性質上、
手掛かり・伏線にこだわる必要があるため、
各文の細部まで注意を払うことになるので、
丁寧な読み方の練習をする格好の教材となります。
 
なお一点追加すると、「放課後ミステリクラブ」のような
身近に起こった事件を扱う推理小説では、
通常考える「誰がやったのか」・「どのようにしてやったのか」に加え、
「なぜやったのか」を検討すると、
案外真相に近づけるのでは
、と思います。
推理小説、特に「読者への挑戦」が付いている場合、
「ただの思い付きで犯行に及びました」などという犯人はおらず、
動機についての説明が用意されているのが普通です。
まして起こった事柄は、通常の推理小説のような殺人などではなく、
日常に関するものですから、
動機は極めて合理的なものであるはずです。
その辺りから攻めていくと、
実は攻略し易いのではないでしょうか。
(続く)

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2026年08月12日 15:57

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